九州香と結の会(香道研究会)

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九州香と結の会(香道研究会)

香道は日本三大芸道の一つで、茶道、華道と共に室町時代に始まりました。

九州香と結の会では

「香の佳さを余すところなく楽しみ、香木の美を残らず汲み取ることが出来るような感性と教養を持つことができるようになること」を目指して、皆さんと精進していきたいと思います。

香道は興味があるけど、敷居が高いと感じられる方にも参加してもらえるようなグループにしていきたいと思います。
あくまでも芸道の世界ですので、古法に従い正しい香道をお伝えし、日本の文化として誇りを持てるようにしたいです。
私どもは香道の世界ではまだまだ未熟ですので、常に香道の世界を修練しながら、一緒に香道を学ぶお仲間を増やしていきたいと思います。
香道研究会は、令和4年12月に8名で発足しました。令和6年3月に新たに3名の生徒さんを迎え、11名(福岡3名、熊本4名、宮崎1名、大分1名、長崎1名、山口1名)でお稽古に励んでおります。

お問い合わせはこちらから
※入会は、薫物屋香楽認定香司のみに限らせて頂きます。ご興味をお持ちの方は、まず香司養成講座の受講をお願いしてます
令和4年2月宮崎市 劔靈大權現様にて
令和3年11月正雲寺(大分県由布市挾間)様にて
令和元年1月宮崎観光ホテルにて

私どもが目指す香道

私どもの研究会は香道の歴史(古文書等)や御家流香道の作法・お手前と香道で使われる香木を学びます。ただ従来の香道にこだわると、本当の意味で香道を楽しむことができるのかは疑問に思っています(習得するのにあまりに長い時間がかかります)。一長一短に学べるかは疑問ですが、できるだけ早く成長できるようにご指導致します。私たちの研究会は、「香道を楽しみたい」方の集まりです。ご興味のある方は、まず香司養成講座からお香について学んでみませんか?
令和6年1月 1周年を記念しての開香筵の様子です

香道研究会ではどんなことをするの?

香道は茶道や華道とともに日本三大芸道の一つですので、先生が存在しお稽古をしていきます。ただ茶道や華道と比べて、あまり知られていません。この会を通して、香道という文化を知って、香道に関わる人が増えてくれたらと思います。そして、日本人としての教養を身につけてほしいと思います。

私どもの研究会は、薫物屋香楽認定香司の方もしくは受講中の方に限定させて頂いています。この講座の中で、お香の歴史、様々な香料について勉強します
入会されますと、以下のように進んでいきます。

①入門編として、お香を炷く為の灰手前を身につけて頂きます。

②初級編として、様々な香木の一炷聞(毎回テーマが決まっております)を行い、香木の聞き分けを学びます。同時にお香を炷く作法も学びます。私どもは、御家流のお手前でご指導しますが、香木に関しては流派に関係なく、幅広く学びます。まず、香木の香りを学ぶことによって、香りが立っていないとか立ちすぎているとかが分かります。そのあたりがわかっていないと形だけのお手前になってしまいます。

③中級編はまだ始まっていませんが、盆手前棚手前等のお手前と香木の鑑賞をメインに進めていきます。

この会の特徴は

①香道というと、10人くらいで行う組香をメインとするお稽古が多いのですが、私どもは1つ香木に対し時間をかけて鑑賞する一炷聞を中心に行います(組香も行います)

②お稽古は少人数制(23)で、1回あたり23時間のお稽古を行います。

③御家流は古に学ぶのが基本ですので、それをお手前や所作の基本と考えています。

④慌ただしい現代に於いて、香木の香りに向き合う優雅で静寂な時間を大切にしていきたいと考えています

お問い合わせ

〜お香に対するCONCEPT(理念)〜
巷では合成香料の香りで溢れています。何気なく使っている市販のお香も合成香料で香りがつけてあるのが現状です。以前は普通に市販のお線香がいい香りだと思っていました。ところが天然の白檀や沈香の香りを知って、「こんなに天然香料の香りは素晴らしく、日本人はこの香りとともに文化を育んできたのだ」と思ったのです。そして東京の師匠の所に通い詰め、夢中で勉強し、天然香料にこだわったお香の良さを多くの方々に知って頂きたいという理念で、それまで経営していた歯科医院をやめ、宮崎と福岡に教室を開いたのです。ただ天然香料は値段も高いので、受講費も高くなるのは申し訳なく思いますが、ご興味のある方は、ぜひ体験して頂きたいと思います。コロナの状況下ではお家で過ごす時間が長くなり、天然の香りを求められる方が増えてきているのを実感してます。お香の歴史、香料、調合を深く学びたい方には香司養成講座をおすすめします。また私どもは芸道としてのお香も認知して頂きたいという思いから香道の研鑽を重ねております。

飾り結びに対するCONCEPT(理念)

「飾り結び」とは1本の組紐を人の手で装飾的に結んだもの、またその技法を言います。多くの方が神社•仏閣•武具•茶香道具•祭事•雅楽器•人形などに飾られているものを目にしている反面あまり認識されていないのも事実です。
仏教とともに組紐技術は日本へ伝わり、時代を経て美しい装飾性を増し、日本文化と融合します。人の手から手へ受け継がれた美しい手法を学び研究し未来へ残していく、私の手もその「ひと手」になれたらと思い教室を開いてます。「あなたの手で」飾り結びを一緒に結んでみませんか?