香道へのご案内

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香道とは

香道とは、茶道・華道と並んで日本三大芸道の一つで、世界的にも例を見ない香りの芸道です。香道では、聞香によって天然の沈香・伽羅・白檀の香りを鑑賞するということです。米粒の半分にも満たないくらいの香木の欠片を雲母というガラス板に乗せ炭団の熱で温めると、小さい香炉の中でほのかな香気が立ち昇ります。これを集め鼻を近づけると、なんとも言えない香りの世界に導かれるのです。その香りの印象を、文学・四季・花鳥風月・漢籍などを引用して楽しみます。
香木は、室町時代から「名香」として受け継がれるものもあり、数百年を経た今日においても、当時から正確に伝承された香木を加熱することによって、古人と同じ香りの世界を共有できる体験は他のものでは成し得ない聞香(香道)の魅力です。
聞香は、香木を炷いてその匂いを聞くという遊びですが、「香道」という「道」になると難しく思います。香は行えども行えども極めるということがないという面白さがあります

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〜お香に対するCONCEPT(理念)〜
巷では合成香料の香りで溢れています。何気なく使っている市販のお香も合成香料で香りがつけてあるのが現状です。以前は普通に市販のお線香がいい香りだと思っていました。ところが天然の白檀や沈香の香りを知って、「こんなに天然香料の香りは素晴らしく、日本人はこの香りとともに文化を育んできたのだ」と思ったのです。そして東京の師匠の所に通い詰め、夢中で勉強し、天然香料にこだわったお香の良さを多くの方々に知って頂きたいという理念で、それまで経営していた歯科医院をやめ、宮崎と福岡に教室を開いたのです。ただ天然香料は値段も高いので、受講費も高くなるのは申し訳なく思いますが、ご興味のある方は、ぜひ体験して頂きたいと思います。コロナの状況下ではお家で過ごす時間が長くなり、天然の香りを求められる方が増えてきているのを実感してます。お香の歴史、香料、調合を深く学びたい方には香司養成講座をおすすめします。また私どもは芸道としてのお香も認知して頂きたいという思いから香道の研鑽を重ねております。

飾り結びに対するCONCEPT(理念)

「飾り結び」とは1本の組紐を人の手で装飾的に結んだもの、またその技法を言います。多くの方が神社•仏閣•武具•茶香道具•祭事•雅楽器•人形などに飾られているものを目にしている反面あまり認識されていないのも事実です。
仏教とともに組紐技術は日本へ伝わり、時代を経て美しい装飾性を増し、日本文化と融合します。人の手から手へ受け継がれた美しい手法を学び研究し未来へ残していく、私の手もその「ひと手」になれたらと思い教室を開いてます。「あなたの手で」飾り結びを一緒に結んでみませんか?